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ボリビアのけんか祭りティンク:なぜ殴り合うのか?由来や意味。 [ニュース]

本日気になったニュース

南米の文化紹介、ということで

今日はボリビアの喧嘩祭り
ティンク
を紹介したいと思います。



Yahooニュースで取り上げられていて、

「ボリビアのけんか祭り」
素手で戦い、流血する人もいる
「警察が催涙ガスを使って最後まで戦わせてくれない」

と書かれています。

これだけだと野蛮な祭り・・・?と
思ってしまいそうなので
もう少し詳細を紹介しようと思います。



●派手な衣装と踊り、文化としての喧嘩


アンデス文化から受け継がれているティンク。

大地の神パチャママに戦う戦士の血を捧げる儀式ですが、
もともとは川の使用権を争っていた部族の争いを
年に一度と取り決めたことと言われています。


現代では派手な衣装と陽気な踊りで盛り上げ、

喧嘩のときも審判や警察がいて大事に至らない配慮がされています。

tinku.jpg

かつては石やガラスで殴ったり、それらを投げたりもありましたが、
現在では禁止されていて、違反行為には罰金が科せられます。

※ ただし、都市部から離れた部族などでは今でもこの限りではなく、本気の喧嘩があるようですので注意・・・。


毎年5月2日と3日に渡ってボリビアのポトシ県を中心に行われ、

マチャという町の祭りは最大規模で、観光客も訪れます。


「Tinku」と綴るので、
発音は英語の「tink」のようにkで終わるのではなく
最後の「ク」もしっかり発音します。

ティンクの意味は、
今でも南アメリカで使われているケチュア語族で
出会い」。

ケチュア語族のひとつであるアイマラ語では
「攻撃」というような意味もあります。



このように文化的な祭りではありますが、
やはり喧嘩祭りなので危険は伴います。

最終的には乱闘のようになるため、
だいたいは警察が介入して民衆を引き離すようです。



危険で野蛮だという指摘もあります。

個人的には、
これも西洋の人権尊重の考え方と

アンデス文化をはじめとする中南米の、
犠牲による自然・神との関わりを尊重する世界観との

価値観の衝突と捉えることもできるのかなと思っています。


もちろん弱いものを虐げる暴力は良くないですが、
歴史的に西洋的な価値観を押しつけてきたことが
現代でも世界のいろんなところに歪みを生んでいるケースは多いと言えます。


文化は尊重すべきですが、
どこまでが文化で、どこからが暴力なのか、
線引きするのは非常に難しいと思っています。

少なくとも、自分の価値観を押しつける前に
相手を知る、理解するということは大事なのではと考えています。



参考ページ(英語/スペイン語)
https://info.handicraft-bolivia.com/-Tinku-Origins-and-ritual-transformations-a502-sm116
https://es.wikipedia.org/wiki/Tinku



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コメント 6

JUNKO

男性の祭なんでしょうね。
by JUNKO (2019-05-11 19:43) 

Edy

JUNKOさん
コメントありがとうございます!
女性は踊りに参加するのがメインですが、けんかに参加することもあるみたいですよ。
by Edy (2019-05-11 19:47) 

さうざんバー

ブログにご訪問ありがとうございました。
兵庫県に「灘のけんか祭り」がありますが、実際に喧嘩するわけではないです(^^;)お国が違うと喧嘩の様子も違うんですね。
by さうざんバー (2019-05-11 20:35) 

Edy

さうざんバーさん
こちらこそ、コメントまでいただきありがとうございます!
灘のけんか祭りはどんな祭りなのでしょうか??日本にも怪我が心配なお祭りがいくつかありますよね~
by Edy (2019-05-11 21:14) 

kazeneko

チャランゴかき鳴らしてケチュア語で歌っているティンクの曲をよく聞いていたなぁ。

by kazeneko (2019-05-13 19:07) 

リス太郎

どこまでが文化でどこからが暴力か。やはり仰るとおりお互いに相手の価値観を重視して考えることでしょう。
姫路の灘の喧嘩祭りについては次の動画をどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=nLwcT5L5wNo
by リス太郎 (2019-05-18 06:30) 

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